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クリエイター向けPCのおすすめBTOメーカーは?|家電量販店で買うべきでない理由を解説

パソコンを買うならどこで買う?…と聞かれたら、「家電量販店」と答える人は少なくありません。

無料動画サイトの閲覧やネットサーフィンが目的なら、家電量販店で販売されているパソコンでも充分な性能があります。しかし、クリエイター向けのパソコンを買うなら「BTOメーカーのパソコン」がおすすめです。

BTOとは「Build To Order」の頭文字をとった略称で、受注生産を意味します。

代表的なドスパラやマウスコンピューターなどのメーカーは、BTOパソコンの老舗で、プロのクリエイターからも高い支持を維持しています。

注文するには多少の知識と手間がかかりますが、自身の希望に沿ったモデルを相応の価格で入手可能なので、初めてクリエイターPCの購入を考えている人におすすめです。 本記事では、BTOメーカーの選び方について解説していきます。

クリエイター向けPCのおすすめBTOメーカー

クリエイターPCが購入できるBTOメーカーは数多くあり、その選び方は人それぞれです。

「納期優先」だったり「可能な限り低コスト」「特定の付加機能」だったりと、人によって求める内容が違っています。中には「著名イラストレーターと同じ機種」で選ぶ人も少なくありません。

ここからは、国内でも有名なBTOメーカーの特徴を簡単にみていきましょう。

ドスパラ

ドスパラはゲーミングPC「ガレリアシリーズ」の販売でも有名な老舗BTOメーカーです。クリエイター向けの「レイトレック」シリーズはプロのクリエイターからも高い支持を得ています。

インターネットだけでなく「実店舗」でもおすすめのパソコンを見られるので、気になるマシンの大きさ・質感を直接確認できます。ネットの写真ではわからない細部まで見られるので、実際に購入したときのギャップを最小限にできるのが利点です。

ドスパラの強みはメーカー最速と言われる納期。最短で当日発送可能なサービスは、お急ぎのユーザーにとってありがたいものです。

カスタマイズしたマシンでも「最短2日以内の発送が可能」なので、ユーザーからの満足度は常に上位をキープしています。

気になる点としては「少々割高」であることと、カスタマイズの自由度が低いことです。初めて「高性能なマシン」の購入を考えている人には嬉しいポイントですが、人によってはオーバースペックになることも考えられます。

細かい所までカスタマイズしたい人にも不向きで、「好きなパーツ構成のマシン」が欲しい中・上級者には不向きです。

マウスコンピューター

マウスコンピューターもBTOメーカーとしては老舗で、多くのクリエイターやeスポーツプレイヤー・ゲーマーからの人気が高いです。

主要都市に実店舗があるので、ネットで気になったマシンを直接確認できるのも嬉しいポイント。実機の大きさ・ボタンの位置などを見られるので、設置したときのイメージがしやすくなります。

13時までに注文確定したものは翌日の営業日に出荷可能な「翌営業日出荷サービス」があり、サービス料2000円で利用可能。お急ぎの人におすすめできるサービスです。

マウスコンピューターの強みは、商品ラインナップの豊富さ。 カスタマイズの自由度は少々低めですが、いろいろなパーツ構成のバリエーションがあり「カスタマイズ無し」でも欲しいマシンが見つかります。

気になる点は「実店舗が少ない」ことです。対面でのサポートを希望している人には少々ハードルが高くなるので、あまりパソコンに詳しくない高齢者などには不向きです。

フロンティア

フロンティアは割引セールの多さが有名なBTOメーカーで、同一スペックのマシンなら他メーカーよりも安く、スタイリッシュなPCケースのデザインが秀逸です。

注文時に用途を伝えておくと、必要な動画編集ソフトや画像編集ソフトなどを付けてくれるので、初めてクリエイターPCを購入する初心者におすすめできるメーカーになります。

見やすいサイトのデザインで、初心者にもわかりやすい解説があるので、欲しい機能があるマシンを探しやすいです。 クリエイター向けとして、基本的にミドルクラス以上からハイエンドのモデルが紹介されているので、高性能&高コスパを求める人にもおすすめできます。

フロンティアは「ゲーミングPC」のメーカーとしても有名なので、クリエイティブ作業の合間にゲームを楽しみたいユーザーなら、高性能ゲーミングPCを選択するのもひとつの方法です。

フロンティアの強みは、割引セールの多さと高品質な電源ユニットが惜しみなく搭載されていることで、品質のよい電源はマシン本体の安定性や長寿命に直結します。

弱点としては、カスタマイズ性が少々低いことと、他メーカーよりも長い納期です。ミドルクラスやハイエンドに注力している影響か、通常モデルは価格が高額になってしまうことも本メーカーを選択したときのデメリットです。

セブン

あまり聞きなれないメーカーですが、かなり柔軟なカスタマイズが可能なメーカーで、中・上級者に人気のあるショップです。

サイトも見やすく、カスタマイズするパーツの特徴や相性についてもかなり詳しく解説されているので、初めてクリエイターpcを買う人にも理解がしやすいビジュアルとなっています。

セブンの強みは「ほぼ毎日」といっていいほど何かしらの「お得なセール」が開催されていることです。

販売されているモデルの中には、業務用のハイエンドパーツを使用した貴重なマシンもラインナップされているので、コスト度外視でもモンスター級ハイエンドマシンが欲しい人にもおすすめ。

弱みとしては、「スマートフォンからのサイトが見づらい」ことです。パソコンを持っていない人は「スマートフォン」から注文する人が多数ですが、サイトが見づらいため購入に踏み切れない人は少なくありません。

価格も他店と比較して全体的に高額なのも弱みですが、「妥協しない性能を重視」するユーザーにはおすすめできるメーカーです。

ツクモ

ツクモはかなり昔からあるパソコンショップで、老舗なだけあって知名度は高いです。

現在はヤマダ電機グループに所属している大手BTOショップで、東京の秋葉原・大阪の日本橋に実店舗があります。 サイトのほうも、見やすくすっきりしているので「BTOパソコン初心者」でもわかりやすいのが魅力的です。

最新モデルのパーツが他社BTOメーカーと比較して安価で、カスタマイズの幅が広いことや店員の知識の豊富さが、いまだ衰えぬ人気を維持しています。

弱みとして「やや平凡なBTOショップ」であることです。 魅力的なショップであることは間違いありませんが、他社と比較して納期が早いわけでもなく、圧倒的に安いこともありません。

しかし、今のご時世で「平凡でも安定したサービスを提供」できるショップの存在は逆に強みでもあります。

秋葉原や大阪日本橋・札幌・名古屋・福岡などの近くに住んでいるなら直接店舗に行くこともできるので、パソコンに詳しい店員と相談しながら実機を確認してみてください。

クリエイターPCの選び方

クリエイターPCを選ぶ時、選択肢として以下の要素があります。

  • デスクトップかノートか?
  • 予算はいくらか?
  • 予算はいくらか?
  • サポートや保証の内容は?

安い買い物ではないので、選択を間違えると快適性が損なわれてしまいます。

ここからは、それぞれの要素について詳しくみていきましょう。

デスクトップかノートか?

作業スタイルや部屋の環境によって、デスクトップかノートを選ぶことは「クリエイティブ作業の快適さ」に直結します。

自室でどっしりと構えて作業するならデスクトップでもノートでも問題ありませんが、移動が多い人の場合はデスクトップは不向きです。

以下の表にメリット・デメリットを記載しているので、迷っている人は参考にしてください。

デスクトップパソコン ノートパソコン
メリット ・性能が同じ場合は割安
・冷却性能は高い
・周辺機器の選択の自由度が高い
・本体の拡張性が高い
・長期的なコスパは高い
・比較的省電力
・使用する場所を選ばない
・標準スペックはノートのほうが割安
・持ち運びがしやすい
・停電時でも使用できる
デメリット ・場所を取る
・消費電力は高め
・移動がしにくい
・ホコリが溜まりやすい
・配線が複雑になりやすい
・比較的寿命は短め
・熱がこもりやすい
・拡張性は低い
・盗難のリスクがある
・ハイスペックモデルは割高

予算はいくらか?

近年は低価格パソコンの販売が当たり前になってきていますが、クリエイティブ用途でパソコンを選ぶ場合は「安すぎるモデル」はおすすめしません。

低価格なモデルはメールやネットサーフィンなどの必要最低限の使用に耐えられる製品が多く、高い負荷のかかるクリエイティブ用途ではフリーズしたり動作がカクついたりすることもあります。 最悪の場合、アプリすら起動しないということも考えられるので、特にCPUは「Core i9」や「Ryzen 9」シリーズといった高性能なモデルを選択してください。

価格帯としては「少なくとも15~20万円台」がおすすめで、性能と価格のバランスがとれたコスパのよいモデルが揃っているからです。

もちろん、高性能なモデルを追求すれば価格は青天井ですが、初めてクリエイターPCを購入するなら15~20万円の価格帯をおすすめします。

用途は何か?

クリエイティブ用途とはいえ、「何を制作したいのか?」によって選び方も変わります。

3Dのグラフィックをやりたいなら「高性能なグラボ」を搭載したモデルが必要になりますし、動画編集ならストレージ容量も考慮する必要があるので、一台で万能なオールマイティーマシンというのは難しいです。

簡単なイラストやキャラクターデザインが目的なら「CPUが高性能なモデル」を選択、漫画制作ソフトや3Dグラフィックが目的なら「CPU・グラボ共に高性能なモデル」を選択してください。

参考クリエイターにおすすめのパソコンとは?| 選び方をわかりやすく解説

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ショップのサポートや保証の内容は?

初めてクリエイターPCを購入する時、思いがけないトラブルや万が一の故障などに備えて「サポートや保証」を考えておくと安心です。

特に「初のパソコン購入」の場合は、身近に詳しい人がいない時に頼りになるのは「メーカーからのサポートや保証」なので、不安な人は付けておくことをおすすめします。

メーカーの保証内容にもよりますが、一定期間の間は故障したパーツの無償交換や落下保証・出張修理などがあるので、気になる人は購入時にメーカーと相談してみてください。

初心者に中古PCをおすすめしない理由は?

クリエイター向けパソコンは一般向けのものより性能が高い分、価格も高額です。少しでも安く購入しようと考え「中古PC」を選択しようと考える人は少なくありません。

しかし、パソコンにあまり詳しくない人や、初めて購入しようとしている人は「中古PCの選択」は避けたほうが賢明です。

「前の所有者がどのような使い方をしていたかわからない」ので、初めて購入する人や初心者は手を出すべきではないと考えています。

ここからは、「なぜ中古パソコンをおすすめできないのか?」を詳しく説明していくので、参考にしてください。

劣悪な個体を選択してしまう恐れがある

中古ショップで販売されている製品は基本的に「前所有者が使っていたもの」です。中には「買っただけで未使用のもの」もありますが、大半は前の所有者が手を加えた「使い古し」なので、予期せぬ不具合が出る可能性があります。

前の所有者が魔改造(意味不明で常軌を逸脱した改造)している場合もあり、初心者が使うにはおすすめしません。

最近はそういった製品を買い取りしないショップが多くなり「魔改造した製品」は少なくなりましたが、劣悪な個体を引いてしまう可能性は0ではないので、避けたほうが賢明です。

初めて買う人や初心者は、多少の費用がかかっても「新品」を購入しましょう。

割と短期間で故障する可能性が高い

中古ショップのパソコンは長年使用した後の製品が多いです。

搭載されている内部のパーツも多少なりに経年劣化しており、パーツ本来の性能が発揮できません。そのうえ、経年劣化によりパーツの寿命が落ちている可能性もあり、割と短期間で故障してしまうことがあります。

そうなると、修理にかかる費用のほうが本体価格よりも高くつくので「無駄な出費」になることも…。

プラス数万円の出費は「パソコンの寿命を買う」と考え、新品を買うことをおすすめします。

初心者ではトラブルに対処できない可能性がある

パソコンを使っていれば、何かしらの「トラブル」はつきものです。

慣れた人なら「このトラブルの時はこうして…」と対応できますが、初めて買う人や初心者はトラブルがあった時に対応できない場合が少なくありません。

特に中古ショップで購入した製品の場合は、何かしらのリスクを抱えているものが多いので、トラブルに対処できない・自信がない人は中古品を避けたほうがいいでしょう。

メーカーのサポートがない

中古ショップで購入したパソコンには、基本的にメーカー保証やサポートはありません。

メーカーから新規で購入した製品なら、万が一の故障や不具合・トラブルでも手厚いサポートを受けられますが、中古品では「中古ショップからの必要最低限のサポート」しか受けられない可能性が高いです。

ショップによってはサポートすらない場合も少なくないので、故障や不具合・トラブルは全て自己責任になります。

初めて買う人や初心者は「アフターサービスを買う」と考え、正規のメーカーから新品を買うのが賢明です。

家電量販店のPCも避けたほうがいい理由とは?

住んでいる場所によっては身近にあり「手軽に訪問できる」家電量販店ですが、クリエイターPCを買いに行くのはおすすめしません。

家電量販店の店員から「店の利益」になるように誘導され、無駄に高額なパソコンの買わされてしまう可能性があるからです。

もちろん例外もありますが、そのような良心的な店員や店を見極めるのは困難で現実的ではありません。

ここからは、家電量販店での購入をおすすめしない主な理由について解説していきます。

余計な契約を押し付けられる

パソコン購入時は本体やモニター・マウス・キーボードのほか、いろいろな周辺機器や「必須の契約」があります。インターネットの回線契約は今や必須の契約です。

特にこだわりがない場合や、迷っている人なら店舗から紹介されるネット回線を契約しても問題ありませんが、既に他社と契約済の人にとって「契約の押し付け」は迷惑でしかありません。

有料のアンチウィルスソフトなども特に必要なく、Windowsなら「Windows Defender」という無料のアンチウィルスソフトが入っているので、高額な費用を出して購入する必要がないのです。

MacOSの場合、専用のアンチウィルスソフトはありませんが「Mac独自のセキュリティ」が搭載されているので、Windows同様に有料アンチウィルスソフトを無理に契約する必要はありません。

無駄に高額なモデルをすすめてくる

すべての店舗の店員にあてはまるわけではありませんが、無駄に高額なモデルをすすめてくる場合があります。

なかには知識の乏しい店員から「クリエイターPC」ですらない製品を購入してしまい、「快適に使えない…」と後悔している人が少なからずいるので、家電量販店での購入は初心者にとって悪手です。

「クリエイターPC=高額」ですが、「高額=クリエイターPC」ではないので、家電量販店での購入は避けたほうが無難でしょう。

そもそも「クリエイター向けPC」が少ない

そもそも「クリエイター向けPC」の取り扱いが少ないのが、家電量販店での購入をおすすめしない最大の理由です。

基本的に家電量販店では「一般大衆向け」の売れやすい製品をメインに取り扱っているため、クリエイター向けPCのような「少数派のコアなモデル」の取り扱いは少数です。

製品型番やモデル名を指定すれば家電量販店でも注文・取寄せすることは可能ですが、納期が長くなったり余計な手数料がかかったりする可能性があります。

どうしても店舗で購入したいなら、都市部にあるドスパラやツクモなどの「BTOショップ」まで足を運ぶのがおすすめです。

まとめ

家電量販店ではクリエイター向けPCが少なく、パソコンに関する知識の乏しい店員が少なくないため、基本的に購入はおすすめできません。

インターネット環境があるなら「クリエイター向けPC」で検索するほうが確実です。

初めての購入でネット環境がない人なら、都市部のBTOショップでの購入がおすすめです。

本記事が「新たなクリエイター」誕生の一助になることを祈っています。

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